education

知的生産

初級者を教える方が簡単ということはない

メンタルヘルスの教育、いやそれに限らず他人に教えるときに、初級の内容を教えるのは簡単で、上級のことや応用などを教える方が難しいのではないかと一見思うかもしれません。 しかし、ホントの初級者を教えることこそ上級の難しさの仕事なのです。 初級者...
カウンセリング

習った言葉をそのまま使うのが構造化ではござらん

世の中には「構造化」があふれています。 フレームワークやマニュアル、ガイドライン、常識など様々な形態・呼び名はありますが、すべて構造化(したもの)と言えます。 それを作り、使うことの効果・メリットの一つはコストを下げることです。 それに従え...
メンタルヘルス

自分がするコメントの目標と評価をどうするか

メンタルヘルスの教育の中でグループワーク・実習をした後には指導側から全体へのコメントをします。 このとき時間が十分にあれば指導側複数全員にコメントをする機会があります。 そんな場面で私が考えていること。 今のところ幸いに思うのですが、教育現...
カウンセリング

カウンセリングロールプレイ実技演習の小グループを指導するときに起こる諸問題とその心理背景および対処について考えてみる

カウンセリングを初級者に教えるのに実技演習は必須です。 座学だけで「教えた」「教わった」「できる」ということはありえません。 しかし日本でのカウンセリングのように、公的資格が少なかったり、位置付けが定まっていなかったり、学術的な理論や研究が...
メンタルヘルス

素人意見の有用性と役立たなさと

自殺や惨事の現場、または教育の場面などで、経験の少ない素人から意見やフィードバックをもらっても7割は役に立ちません。 ノイズになりますし時間の無駄でもあります。 しかし残り3割は有用だったりするからややこしい話として考え続けなくてはいけませ...
カウンセリング

人間関係は変わるもの、変わるべし

人間関係は時とともに変わっていくもののはずです。 しかし、人間は想像できる以上に過去の関係、蓄積した認識を引きずります。 それは、子が親の年齢を抜かすことはないというように、年齢というようなある一つのことを絶対的基準にしていることと同じです...
メンタルヘルス

第1印象、第2印象なんていいかげんなもの

会った人に好感を持つか否かは2秒で決まると言います。 採用は2秒で決まる - Google 検索 会った人すべてと、時間をかけて語り合ったり、知り合ったりすることはできませんから、もしも相手が自分に悪い印象を持ったり、関心を持ってもらえなか...
メンタルヘルス

ちょっとしたコメントが教育者の評価を決める

カウンセリングなどの教育の手伝いをすると、ちょっとしたコメントの的確さ、フィードバックの内容力が教える側の評価を決めることに気づきます。 主になって教える人間は教育全体や質疑応答などを通して勝負することができます。 しかし、補助者として参加...
カウンセリング

他人の教育を見て後だしジャンケンする

他人がカウンセリングしていても、教育していても、トレーニングしていても、端から見ていれば「自分ならこうするのになー」と思えます。 こうした視点は大事だと思いますが、実際やってみたら考えていたほどはうまくできないことがほとんどです。 2010...
その他

他人を思い遣ることを教えるのは価値観の押し付け

小中学校の教育や部活動で「思いやりを持ちましょう」とか「自分が嫌なことは相手にしないようにしましょう」というのは途中の考え方までは納得しますが、行動にまで口を出していることに違和感を持ちます。 もちろん子供や未成年は社会性が乏しかったり、ま...