習った言葉をそのまま使うのが構造化ではござらん


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世の中には「構造化」があふれています。
フレームワークやマニュアル、ガイドライン、常識など様々な形態・呼び名はありますが、すべて構造化(したもの)と言えます。

それを作り、使うことの効果・メリットの一つはコストを下げることです。
それに従えばその仕事の初心者でもある程度はうまくできる、あるいは慣れた人でも落ち着いて実行できる、ベテランが初心者に教えやすい、などの利点を得ることができるツールと言えるでしょう。

注意して避けなければいけないのはカウンセリングやメンタルヘルスの教育などで初級者が構造化したテキストやマニュアル(的なもの)をそのまま現場で使ってしまうという誤りです。

惨事(ショックなできごと)に会ってしまった人と話すのに「事実を聞かせてください」「症状を確認させてくださいね」では固すぎたり分かりにくかったりします。
相手や状況によって言葉や話し方をアレンジしなくてはいけないのです。
この辺はNLPとも違いますし、自律訓練法の公式 formula とも違います。

また「カウンセリングではタイミング良くクライアントの話の内容を要約しましょう」と教えると、ロールプレイでも現場でもそのままに、「では、、要約させていただきますとー」「まず、要約させていただきたいのですがー」というようなセリフを入れてしまう間違いを犯します。
もちろん、100%間違いというわけではありませんし、ケースバイケースではありますが、構造化にあまりにこだわりすぎて不自然なリズムを崩した会話・カウンセリングになってしまうリスクがあるでしょう。

教わった言葉を言ってドヤ顔しないこと、自分は教わった通りにやったのだから結果が悪いのは自分の責任ではない教えた人やクライアントが悪いのだとか的外れで残念なキレ方をしないこと、構造化はあくまで道しるべやツールにすぎないこと、などを知り、教えなくてはいけないのでしょう。

2010-10-25 08:00

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