education

知的生産

単純理論、事例、比ゆを組み合わせる理由や背景

メンター曰く、「教育や情報提供でのコツは、単純理論と事例、比ゆをうまく組み合わせて伝えることだよ」と。 「単純理論」は、「AだからB、BだからつまりCになる」といったくらいに論理の流れが簡単・シンプルでないと受け手には伝わりにくいということ...
メンタルヘルス

人間は一度に一つのことしか認識できないからストーリー(流れ)が必要になる

どんな教育でも同じだろうが、メンタルヘルスの教育でも一つのテーマについての知識や知っておくべきことは「全体としては」大きくなる。 これを、まったく知らない状態から丸々憶えたり現場で使えるようになるのはやはり簡単ではない。 小さなテーマそれぞ...
メンタルヘルス

うつ経験者にカミングアウトしてもらってドキッとするという話

専門家としてのカウンセラーの教育ではうつや自殺についてクライアントの心理をあらためて深く考えてもらうところから始める。 そのときに、うつ経験者の体験や感覚は絶対的に正しいとかいうものではないが貴重なデータになる。 それを temporal ...
メンタルヘルス

メンタルヘルスに関する知材管理は必要ない

メンタルヘルス教育をすると、そのテキストや資料、録音や映像などを再利用されたくないと考えるかもしれない。 しかし、基本的には問題ないのではないかと個人的に考えている。 カウンセリングやメッセージコントロールなどの本質は1回や2回の教育講座を...
メンタルヘルス

メンタルヘルスサポートの実践者を育てるには、試験ありきがいい

カウンセリングやクライシスケアについて、単なる知識や情報を持っているだけでなく、現場で実践できる人を育てている。 必然的に技術や応用力などの総合的な能力を判定・認定するような仕組みが要る。 教育をしていくうちに様々な問題が浮かび上がってきて...
メンタルヘルス

できる人は待てる人

経験深く、実力のある指導者は、アドバイスするタイミングを焦らない。 たまたま連続して、別の実力者と仕事をご一緒した。 指導の中で(私もご指導、助言いただいた)気がつくことは、内容が適切なのはもちろんのこと、その時期も考え抜いているだろうとい...
カウンセリング

オープン・クエスチョンは、あいまいな質問とは違う

カウンセリング内における質問を、クローズド・クエスチョン(閉じられた質問)とオープン・クエスチョン(開かれた質問)とに分けて説明・教育することは多い。 クローズド・クエスチョンとは、「はい」か「いいえ」で答えられる、あるいは限定的単語や文章...
カウンセリング

人は他人の苦労話なんか聞きたくない

以前、自己開示について書いた。 オーバー・ディスクロージャーの原因と良くない理由 | deathhacks その時には、好ましくない自己開示になる原因は、量的なもののみと考えている部分があった。 しかし、質的な要素も重要であることに気づいた...
メンタルヘルス

メンタルヘルス教育において科学性が担保しづらいと感じる時

メンタルヘルスの教育でうつやASD、PTSDなどの時間経過による変化を表現しイメージアップしてもらう場合に、なかなか科学的、学術的な表現は難しい。 うつやPTSDにはICDやDSMというような診断基準はあるものの、それらは経時的なスコアリン...
カウンセリング

ペアカウンセリングの臨床研究へ – ペアカウンセリングその2

ペアカウンセリングは、やはり興味深いし研究テーマになりうる 研究として成立させるためには、堅く考えると倫理的審査が必要か? 同一施設または同一のカウンセラーが、一対一のいわゆる従来のカウンセリングを行ったセッションとカウンセラーがペアで行っ...