education

メンタルヘルス

教育を時間のみで比較しない

カウンセラーやストレスマネジメント要員を育成するための教育プログラムはどのように作れば良いか。 期間で言えば、数時間の講義で済ませるものから、実習実技をふんだんに取り入れたもの、数ヶ月から1年、あるいは数年がかりのコースなど様々だ。 現在の...
カウンセリング

慣れや習慣、訓練の力

カウンセリングの超初心者が「死にたい」くらい苦しいクライアントに相対しなくてはいけないという場合には、手っ取り早くまずは「体験」型の学習をしてもらう。 理論よりは実戦から、だ。 組みになってもらい、話や相談のシミュレーションをしてもらう。 ...
カウンセリング

最初の1回1時間はアドバイスを禁ずる

年配者をカウンセラーにするときには「最初の1回1時間はクライアントの話を聞くだけにしましょう」と教えると良い。 定年後の再雇用などで組織をリタイヤした人を再活用するという動きは多い。 その経験を買われての相談受け業務、そしてカウンセラーとし...
カウンセリング

沈黙に沈黙を返さない

カウンセリングを学ぶ初級者に「沈黙には沈黙を」と教えている場合があるが、この教え方は大事な視点が抜けてしまうためあまり良くない。 クライアントが黙っている時にカウンセラーがするべきことは一にも二にも「沈黙の意味を考える」ことだ。 沈黙に対し...
カウンセリング

ハイブリッドなカウンセリングを教えるのは難しい

最終的な到達点は、ほとんど同じであったり、ひとそれぞれにこなれたものになるのだろうが、学ぶ段階でいくつものカウンセリング「流派」を同時にこなしたり、現場で使うのは難しい場合がある。 ましてや概観を教えるのでない限り、混ぜこぜで教えるのには無...
メンタルヘルス

教育と評価の分立

三権分立という原則がある。 普遍的な真理というわけではないが、betterなシステムとして日本では導入している。 立法、行政、司法がそれぞれ独立して機能し、互いに直接の干渉をしないというやり方だ。 (参考URL) 権力分立 - Wikipe...
知的生産

レクチャー型学習とコーチング型学習

教育やノウハウ伝授の方法としては、一から丸々教えるやり方と、アドバイスはするが基本的には当人が試行錯誤しながら学んでいくやり方がある。 実際には、教える者の100%コピー人間をつくるわけではないし、「アドバイスだけをして、決して答えを教えな...
メンタルヘルス

世の中、質問に答えていないことがよくある

自殺発生後の組織へのポストベンション、つまり介入をチームで行う時には「ストリー説明」というツールを我々は使う。 組織へのチーム介入の教育をしていて、ひと通りの座学説明が終わった後に、受講者から教育スタッフへ「スイマセン。『ストーリー説明』っ...
カウンセリング

私は「寄り添う」が嫌いだ

カウンセリングで使われる「寄り添う」という言葉は、意味があいまいな気がしてしまうし、動詞としての主体がどうしてもカウンセラーやケアギバーの側になっている感じがするので私は嫌いだ。 あまり使いたくない。 自分が、その言葉を嫌いで、使いたくない...
メンタルヘルス

学習の合間にこそ成長する

みっちりと勉強会や議論をした後、あるいは2日間の教育に参加した後などには、2、3日の間、場合によっては1週間以上も、学んだことや体験したこと、考えたこと、疑問、議論の内容や反駁などが頭の中で回り続ける。 この状態では、日常生活の中でも、仕事...