単純理論、事例、比ゆを組み合わせる理由や背景

R1008462

メンター曰く、「教育や情報提供でのコツは、単純理論と事例、比ゆをうまく組み合わせて伝えることだよ」と。

「単純理論」は、「AだからB、BだからつまりCになる」といったくらいに論理の流れが簡単・シンプルでないと受け手には伝わりにくいということ。
正しいことや科学的だからといった理由だけで複雑かつ遠大な「真理」をいくら現場で困っている人に見せても現実には伝わらない。
「事例」は、やはり聞く側の興味をそそる。
「比ゆ」つまり喩えは、気持ちや感情を揺さぶる。

あらためて分析してみると以下のようになる。

  • (単純)理論:計算上、そうなるということ
  • 事例:過去にそうなったという経験(これは逆に失敗例でも良い)
  • 比ゆ:別の分野・領域でも似たこと、同じようなことが通用するということ

これらは結局、聞き手やクライアントにとっての現実とは異なる
ズレがかならずあって、決して一致はしない。
理論が一番大事だとかいうこともなく、異なるという点では共通だ。

しかし、3つの点、あるいは3方向から現実の問題に近づくことは、理解や解決の強力な助けになる。

2011-06-10 07:00

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