「ナスサカソ」で、抜け漏れなくふりかえる

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セミナーや勉強会、介入などのイベントが終わってから、スタッフが反省会をすることはよくある。
良かった点や改善したほうがいいことなどを話し合い、イベントを総括したり、モチベーションを上げたり、次回以降の活動にプラスをもたらすことが期待できる。
我々はこれを「ふりかえり」と称して自分たち自身、あらゆる場面で実際にやったり、他に紹介して勧めたりしてきている。

ふりかえりでは、項目や手順をある程度決め、仕切る人も参加スタッフもそれらを知っていると進めやすいし効果も上がる。
項目の頭文字を並べると「ナスサカソ」になる。

【 ナ 】内容全般

  • 講演や資料などについて
  • そのイベントの一番の核心となる部分についての評価や反省点の洗い出しなど

【 ス 】スタッフ個人に関すること

  • スタッフそれぞれがしたことや、対応した質問や連絡など
  • イベント中に主催者や担当者内で解決したことでも、あらためて全体で共有しておくと良い
  • 個人の感想や気づきなども出したり、拾い上げたりする

【 サ 】参加者に関すること

  • イベント参加者の間、または参加者-スタッフ間でのトラブルやその兆候(特に複数日にわたるイベントで)など
  • 実習を含むイベントでは、参加者の健康状態(特に心理的な疲労や落ち込み、内容から受けている影響)

【 カ 】管理面

  • 施設や使用機材、参加者やスタッフへの告知・連絡の内容・段取りとその結果などについて
  • うまくいった工夫や、処置したり解決したりしたトラブル等についても収集・共有する

【 ソ 】その他

  • 資料に不備や誤字・脱字はなかったか?(内容そのものではなくても大事なことだ)
  • 会場の温度や音響状況、食事や飲み物の案内具合などの確認

まとめ

今回挙げた項目を網羅するという統一した認識をを参加スタッフが共通して持てば、ふりかえりはとてもやりやすくなり、意義も高くなる。
だいたい、書いた通りの順番に勧めると良いが、こだわりすぎる必要はない。
単に「何か今日のイベントについて意見はありませんか?」と問いかけるだけでは、なかなか活発に発言してくれないし、内容についてもバラバラと散漫になる。

2011-09-30 09:00

(SlideShare Embed 追記 2011-10-25 09:00)

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