私が心理カウンセリングを1時間するとして料金は3万円にしようと思います。
都心部での相場を1時間1万円と考え、その3倍と計算しました。
私が考えるカウンセリングの基本技術の価値が世間一般に提供されているものの2倍の価値はあると思っていることから始まります。
その基本技術の1段階上に自分が位置すると考えています。
なので2段階アップで3倍と計算。
また一流の弁護士や公認会計士、ビジネスコンサルタントの料金基準が1時間5万円ということも想定しています。
私の知る限りで最も一流のカウンセラーがカウンセリングをしたりスーパービジョンをする場合、最低料金が1時間5万円から始まると思うからです。
私がカウンセリングまたはスーパーバイズを受けるのならばその額を払います。
そこにそれだけの価値を感じるからです。
私自身の能力としては一流の2段階は下になると思っています。
1段階下がって1時間4万円、2段階下がると1時間3万円という勘定になります。
時間あたりの対価を考えてはいますが、あるいは1回の料金を3万円とするかもしれません。
それはとりあえず大きな違い、問題とは思っていません。
そしておそらく最初の1回もしくは2回までをお試し回で無料にします。
カウンセリングには相性や生理的な感覚や直感的な要素があるからです。
プロのカウンセラーを名乗るとしても、技術や知識ですべてを解決できる、超越できるというものではないと思うからです。
その部分について、私の知っている心理カウンセリングには科学性(再現性や客観性、計測可能性)が不足しています。
また、心理カウンセリングが何なのか、結局どんな効果があるのか、ということが一般にマチマチな認識がされていることもいきなり契約はしない、できない、金銭のやり取りを発生させないということに関係します。
何か問題を具体的に解決する、代理人的に交渉してくれることを期待してくるクライアントもいるでしょうし、心理カウンセリングではなく警察や弁護士、行政サービス、医療などへの相談やそれらの利用がまずは適切なケースもあります。
不動産契約や車の売買、医療説明などでは契約内容や質疑などで軽く1時間や2時間は費やすでしょう。
ケータイ電話の契約や料金・サービス・使い方の説明にだって今やそれくらいは売り手にも買い手にも時間とコストが生じます。
現時点で、冷蔵庫やテレビほどには「買ってきて何の知識や説明もなくてもその製品の8から9割くらいのパフォーマンスを出せる product」ではないでしょう。
それくらい複雑で、誠実な両者の関係と了解が必要なコミュニケーション・活動だと思います。
2010-12-31 09:00
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