わたしはカウンセリングのロールプレイでクライアント役をやるときに、30秒あれば気分を盛り下げて泣くことができます。
特に、深刻なうつや大きな惨事への介入について教育をする場合、知識だけでなくカウンセリングの実践訓練が必要です。
このとき、それなりに現実にありうるだろうクライアント役の演技が要ります。
30秒で涙を流せるとは言いましたが、別に泣くことが必須というのではなくて、それくらい演技に入り込む技術があると良いだろうということです。
さらに、ロールプレイをしながら、そしてロールプレイが終わってから、すぐに冷静に客観的に振り返り、そのカウンセリングについてコメントやアドバイスができなくてはいけません。
言うまでもないことですが、クライアント役をやって、カウンセラー役を困らせたり嫌がらせをするのが目的ではありません。
しかし、過剰な経験や間違った方向での熱意がある人がクライアント役をやると、単に「いじわる」なクライアントになってしまうので注意が必要です。
気をつけることはあるのですが、教育や勉強会で、カウンセラー役をやるだけでなく、クライアント役をやってみる。やるからには「極めて」うまくやってみようとすることは、実際のカウンセリングでクライアントが感じるかもしれない感覚や思考をシミュレートとすることができるので有用です。
※ちなみに30秒で涙を流せるかという練習や確認は風呂場で入浴中などにしています。
2010-06-24 6a.m.
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