カウンセリング、介入、広報それぞれにおけるバランス


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心理カウンセリングでの現場ではバランス感覚が大事になります。
まだまだエビデンスのない世界、分野です。
いいえ、心理カウンセリングは発達や人生そのものにあまりにも近いものですから、到底数世代、数百年くらいで明確なエビデンスは確立しないでしょう。
21世紀になって未だ、「最も効率の良い生き方」や「幸せになる確率が一番高まる方法」は見つかっていませんし、今後も見つからないでしょう。
国家や宗教というシステムでも最適解(ベストプラクティス best practice)は定まっていませんから。

ですから、心理カウンセリングでも未だに、また今後も、あるクライアントをある時点で「励まし」た方が良いのか、「慰め」た方が良いのかに正解はなくて、バランスをとりながら今を進んでいくしかないのです。

ある惨事イベントにチームで介入するとして、いくら技術やマンパワーを持っていたとしても、現代の日本で活動するならば被介入組織(会社)と契約を結ばなくてはならないでしょう。
「契約関係」のような社会的能力やノウハウがなければ、いくら能力や志だけがあっても、信用されなかったり、良い関係を結べなかったり、小さなトラブルにすら足下をすくわれるでしょう。
技術と支援基盤は足並みをそろえなくてはいけない要素で、どちらも不可欠です。

組織の広報にしてもそう、バランスです。
メンタルヘルスやカウンセリングに関する技術、またいわゆるケアを提供するのに、今一番効率が良かったり、費用対効果の高いものの一つがWebサイト、つまりインターネットの活用です。
Webサイトはコストを下げることはできますが、そこにどんな情報をどのように載せてアピールするかにまたノウハウが必要です。
ここにも誠意や使命感だけではどうにもならない壁がいくつもあります。
載せる要素について、技術偏重の内容を見て信頼してくれる顧客もいれば、画像や動画もしくは何となく信頼できそうなイメージや権威を重視する人もいるでしょう。
情報発信や広報をする側としてはそれら顧客のターゲットや自分たちが集中するべき対象を考え抜かなくてはいけないのです。

2010-10-02 07:00

(参考URL)

NPO法人メンタルレスキュー協会 http://www.mentalrescue.org/

(関連エントリ)

メンタルヘルスの教育をするときに最終顧客を見すえる | deathhacks

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