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ポストベンション

職場の同僚が自殺したという組織へのサポート戦略の考え方 – その3

同僚が亡くなったグループのサポート戦略について書いてきた。 職場の同僚が自殺したという組織へのサポート戦略の考え方 – その1 | deathhacks 職場の同僚が自殺したという組織へのサポート戦略の考え方 – その2 | deathha...
ポストベンション

惨事対応をチームでする理由

惨事対応は、多くのケースにおいて、チームで行うことを追求する。 単独で介入することは不可能ではないが、事態やサポート対象人数の規模が当然大きいのが、そもそも惨事という、介入する必然性の高い事象の特徴だからだ。 単独で介入に入ったとしても、個...
メンタルヘルス

自殺対策は、救急的対応に向かえば向かうほど、介入としては妥当になるが、費用対効果は悪くなる

対象人数が減るし、個々に要するリソースやコストは増える。 自殺対策だってサービスの一種だから、利用する人や場面、回数が多いほど金銭コストをかけられるし、早く、より高い確率で利益を回収できる。 一方、自殺対策につながる形でのうつ対処を試みると...
ポストベンション

惨事介入チームのリーダーは他のメンバーの3倍疲れる

惨事介入には2-4名程度のチームを組むことが多い。 どんな少人数のチームでも、長や頭ははっきり決めておいた方が良い。 個々の能力はそんなに関係ない。 できる人間の中で、誰かが全体の管理やコントロール、被サポート組織との調整などを代表して責任...
メンタルヘルス

自殺は影絵

今年(20112010年)も例年並みに自殺が多いこと、自殺する前のサインに周囲の人が気づくことが大事なこと、という文章を見ました。 しかし、自殺は「結果」であるととらえた方が良いですし、自殺の前のサインというのも「結果」にとても近い要素です...
メンタルヘルス

カウンセリング、介入、広報それぞれにおけるバランス

心理カウンセリングでの現場ではバランス感覚が大事になります。 まだまだエビデンスのない世界、分野です。 いいえ、心理カウンセリングは発達や人生そのものにあまりにも近いものですから、到底数世代、数百年くらいで明確なエビデンスは確立しないでしょ...
メンタルヘルス

自殺企図者がいるのは当たり前という感覚を持つ

自殺が起きたり、大きな事故が起きたような組織に介入したときに、集団の反応をアンケートや面談によって把握すると、それら周囲の人たちの中にも自殺企図(自殺したい、消えてしまいたいなどの強い無力感に関連する)を持つ人がいることがわかります。 その...
カウンセリング

うつの症状をとらえるのは魚釣りのようなもの

うつが強くて自殺の危険もあるくらいのクライアントのカウンセリングをするとき、カウンセラーはクライアントとのやり取りの中に出てくる睡眠の悪化や食欲の変化、自責の念や無力感などについて、共感するため、理解したことを示すため、医療の利用を勧めるた...
メンタルヘルス

自殺や事故に対して管理者がまず出すべき2つのメッセージ

自殺や大きな事故が起きたときに組織や管理者(上司など)は同僚や仲間に対してどんなメッセージを出すべきでしょうか。 組織が出すべきメッセージには2つあります。 一つは「ウヤムヤにはしないよ」、二つめは「皆を心配しているよ」です。 ウヤムヤには...