組織や社会での業務上、あるいは役割の違いによって、人が感じるストレスや負担は異なる。
引いてはからだやこころに表れる反応も違ってくる。
ただし、「管理職」などの役割とは言ってもその環境や実際は現場によって様々だ。
立場によるストレスの違いに関しての研究や考察を2つ紹介しておく。
■引用その1
重い症状が遷延化したと考えられる「6.遷延群」には火災現場で中間管理的な責任を負う「消防隊長」が多く、人員交代がない現場で長時間労働し、身体への危険を感じるような劣悪な作業環境であったことに、管理職としての責任を感じている可能性が示唆された。
- 消防職員における遅発性の惨事ストレスの分析,松井、畑中、丸山,対人社会心理学研究 (11),2011-03,p47(大阪大学学術成果リポジトリ)
■引用その2
その意味で、一般的には兵士より指揮官のほうがストレスに強い。常に「次に兵士になにを指示するか」を考えているせいだ。
- 平常心を鍛える、下園壮太、講談社+α新書、2011、p47
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