professional

カウンセリング

カウンセリングが突然始まることはない

悩みやテーマを持っているクライアントがそこにいたとして、カウンセラーがたまたまそのクライアントに出会ったからといって、なぜか突然「カウンセリング」が始まる訳ではない。 最低限のお約束事がある。 堅い言葉で言えば「契約(関係)」がなくては、業...
ポストベンション

震災被災者の心理をサポートする視点 – 東日本大震災26日目

伝聞でしかないのだけど、今般の災害に被災した方々の一つの気持ちのありようは、「今のことしか考えられない」「目の前のやることをやらなきゃ」というものだという。 発災当日からの激動の危機や生活の変化がはっきりと思い出せなかったり、それほど遠い先...
メンタルヘルス

救急処置が必須なように、自殺企図への対処は必ずできなくてはいけない

業あるいはプロとしてカウンセリングや相談を受ける立場にいる人は、深刻な悩みを抱えた人や自殺企図を持つくらいのうつ状態の人などへの対応のし方を「必ず」できるようにしていなくてはいけない。 ここで、業あるいはプロと言っているのは、開業しているカ...
カウンセリング

カウンセリングの目標と必要な要素とは

カウンセリングの目標はリレーションをつくること カウンセリングの目的は、個人の不快を解消することや、現在よりさらに望ましい人生を得ることの支援である。 そのための目標としては、カウンセラーとクライアントのリレーションをつくること、あるいはカ...
メンタルヘルス

大規模災害の被災者に対して心理的支援をする際の準備知識

印象だけで考えても、今回の東北関東大震災規模の災害の被災者や関係者は体験やグリーフが先々にトラブルの元になる可能性は高いと思われる。 その理由を述べる。 基礎的な知識として、同じような衝撃のイベントに出会ったとして、いわゆるPTSDのような...
メンタルヘルス

ダメ出しだけをして追い込んではいけない

うつや不眠、自殺などの惨事後の教育またはカウンセリングにおいて「アルコール」を絶対的悪者呼ばわりする人がいる。 それは医学的、科学的、論理的に正しい。 そして正しいからこそ「やっかい」だと思う。 どうやって、誰に伝えるか、伝えているのかとい...
カウンセリング

クライアントに「変わらなくていいよ」と言うことはチャレンジである

ある程度以上にこんがらかったテーマや、疲労し決定できないでいるクライアントの悩みに対して、「変わりなさい」というメッセージを向けても、簡単には受け入れられません。 「変わりなさい」とは、「こうすればいいのに」「こう考えればいいじゃん」「考え...
カウンセリング

カウンセラーは仮面ライダーである

カウンセリングやメンタルヘルス周辺のことを勉強し研究し実践し議論していると、心理カウンセラーというものは仮面ライダーに似ているなぁと思います。 仮面ライダーとは「何」なのでしょうか。 仮面ライダーとは「生き方」なのではないかと思うことがあり...
ポストベンション

答えは「現場」にしかない

うつや惨事ストレスを「勉強」すればするほど、「研究」すればするほど、支援者は「あなたの感じ方(症状)は、これこれだ」「PTSDになる可能性がある」「ASDだ」「人に話しなさい」「お酒は絶対ダメ」「死にたいくらい辛いのも当然だ」という説明・解...
カウンセリング

痛み止めが効くのは痛みこそすれ

今やっている、知っている、自分のカウンセリングやクライシスサポートは重大な(critical)危機に対してでないと効果を持ちにくいかもと思います。 飲み薬、痛み止めでも、元々の痛みが弱いときには効いたかどうか分かりにくいでしょう。 ちゃんと...