じっくりと時間をかけて対応するカウンセリングが有効で必要なように、5分で気軽に手軽に終えるカウンセリングも必要だ。
組織で上司や同僚に、「報連相」的にごく短いコミュニケーションや確認をすることはよくあるだろう。
しかし、これは、いつでも、どこでも、誰でも、簡単に適切にできる行動やスキルというわけではない。
相手が忙しそうにしていたら、どんなに短時間や一瞬で済む話であっても、声はかけにくい。
結果として、そのコミュニケーションを避けたり中止したり、相当に準備をしてからまとめて話そう、というようにコストがかさみ、スピードが落ちることに繋がる。
逆に話しかけられる側が、「いつでもウェルカム」という態勢を取ろうとすれば、それはそれで仕事効率が下がってしまう。
カウンセリングに話を戻すと、時間の制約というものをより強く認識していったほうがいい。
なぜ50分や1時間を1単位とするのか、1週間毎や1ヶ月毎のセッションとするメリットとデメリットは何か。
5分で終えられないのか。
早く済んで同じ効果が得られるのならばそれの方が良くはないだろうか。
時間が足りないという感覚はどんな業界や仕事でもよくみられることだが、逆に時間がそもそもないという制約が、良いもの、新しいものが生まれるきっかけにならないか。
常識や先入観をとっぱらうような考え方をたまにしている。
2012-03-15 09:00
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