極論すれば、カウンセリングでどんなメッセージを出したとしても押し付けや裏に取られる可能性が常にある。
それを防ぐ、あるいは確率を下げるには工夫がある。
こまめにクライアントに感じたことや気持ちを確認をすれば良い。
言ってしまえば、常識的に「配慮」するというだけの話だ。
「私は今の話をこういう風にとらえたんですがいかがですか? 間違っていたら教えてください」
「医療を利用してみるのも変じゃないし、今のあなたにはとても適切な方法だと思うんだけどどうかな? 嫌かな? それとも馴染みがないから怖い? 周りの目が気になる?」
「うわー、その状態は大変だー。ずいぶん苦しいんじゃないかって思うんですけど違う?」
「結局、あなたの今の状態はどういう感じなんでしょうか? 苦しいのかな、キツイのかな、何が起こっているかわからなくて怖いのかな?」
カウンセラーが無理に自分の中だけで思考を完結させようとはしなくていい。
あくまでカウンセリングの主役はクライアントであることを忘れないように。
勝手に一人相撲を取ってしまっているようになってしまってはいけない。
2011-08-01 09:00
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