現金支払主義の人は、貨幣経済もある種の信用の上に成り立っていることをどう認識しているのだろうか。
クレジットカードや手形などでの取引や商売、株式の市場など、今の経済はその大もとが実体としてあるわけではない。
ただ、これは程度の問題だからそれこそ人それぞれの価値観が違っていても当然だ。
片方がもう一方を簡単に否定することはできないということ。
考えてみると、社会や人間関係の中で、科学的・論理的に証明できるものや定量して数値化できるものごとはとても乏しい。
人物の信用というものが何で決まるのか、どんな要素が影響するのかというのは難しい。
カウンセリングでも結論が「何を言うかではなく、誰が言うかが大事だ」というものになってしまったりすることも多い。
しかし、私はなんとかこのような、得てして「どうせ考えても意味はないんじゃないか」という結論に反抗して、少なくとも超短期的にでも普遍的な理論や技術を考え続けていきたい。
2012-01-19 10:00

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