ヒーローをつくらない組織を目指す


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少数のヒーローやエースに頼るのはリスクだ。
「ワンマンチーム」というのはネガティブなイメージを持つ。

劇団四季やシルク・ドゥ・ソレイユには名前をパッと言えるダンサーやパフォーマーは(寡聞にして)いない。
逆に名前を聞いて「あー、あの人かー」と誰もが知っている演者もいない(マスメディアが取り上げていない、あるいはマスメディアをあえて「使わない」戦略を取っているのかもしれない)。
だからといってチームとしての仕事が劣るわけではなく最高にすばらしいエンターテイメントを継続して生み出している。

組織が大きくなれば、一人や少数の人間の力ではどうしても安定した事業はできない。
一時的には苦しくても、後継者や次世代を常に育成しなくてはいけないだろう。
育成の部分をごく短期的視野でしか考えなかったり、運任せにしてしまえばうまくいかない。
野球やフットボールなどのプロチームスポーツと同じだ。
あるいは個人競技でも国家単位で水泳や柔道、フィギュアスケート、卓球、スキーなどをイメージしてみるとよい。
難しいのは、育成システムに基本形はあるかもしれないが、組織や分野ごと独自にあつらえなくてはいけないだろうことだ。

また長期的・継続的・安定的な生産性というのが重要だ。
そのためにも個人が寄与する部分を適切にする。
安定したシステム・系が確立すれば繁栄が得られるし、トータルでのアウトプットは時間についての掛け算が成立することによって莫大になる。
このメリットは個人の努力や一人の天才の働きでは得にくい。

とは言っていても、個人個人にもどのように自分の力を活かすか、成長をしたいか、高い評価や満足できる承認を得たいかということを選ぶ自由がある。
滅私という概念は個人的にあまり今は魅力的に感じない。
しかし社会や環境などの外部と仲良く、というか上手く共存・成長していくためのヒントをみつけたい。

2011-06-27 06:00

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