映画「小川の辺」を観てきた。
時代劇で、主要な登場人物は武家の人間だから、表情の変化や感情表現が少ない。
その分を演出の間や心象風景、身体の動きや声音で表している。
「名優系」の演技は、カウンセリングでのメッセージコントロールとは反対方向のコミュニケーションになる。
わかりやすいものではないが、通好み、というか時代背景や文化を知っていればいるほどストーリーが理解できる。
たとえば、兄妹と幼なじみかつ家族として暮らし育ってきたキャラクターの立場や考え方などは日本人であっても、想像しにくいかもしれない。
ましてや、時代劇や武士文化をまったく知らない外国人などは、かなり補足情報がないと楽しめないかもしれない。
2011-07-13 10:00
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