正しい手洗いのコツ


R1008715

正しく手を洗っているか。
手をきれいに洗うことが万能だったり、最優先というわけではないけれども。
わかっていること、自分が理解していることをまとめてコツとしてメモしておきたい。

手洗いは一生使える技術である。
また、夏には食中毒を、冬には風邪やインフルエンザを予防することに役立つ。

  • 手を洗うことの目的は「汚れ」を落とすこと。「汚れ」は無機物と有機物に分けて考える
  • 無機物というのは泥やホコリのような物。汚れとしては見てわかりやすい。種類や量にもよるが直接に人体に影響をあたえることはない
  • 有機物は汗や体液、油、脂のようなもの。化学的に皮膚に影響をおよぼすものもある。大事なのはウイルスや最近の栄養や培地、足がかりに好適だということ
  • 乱暴に言えば、流水で無機物を主眼にして洗い落とせば、衛生的に十分清潔になる。それだけでは不十分になるという例外は食品を扱う場合や医療などの分野
  • ウイルスや細菌の感染や伝播を予防するには石けん(など)を使い「化学的」に洗う必要がある。石けんの役割は結局、「アブラ(脂・油)」を皮膚から引きはがし、細かく分け、再び戻ってくっつかないようにし、水に優先的に引かれる状態にすること
  • 最大のコツは石けんをよく泡立てて洗うこと
  • 泡立っているのがうまく洗えている(アブラが十分な量の石けんで処理されている)サイン。一度洗っても泡立ちが悪いようならば「アブラがまだ石けんの量を上回っている」ということ。キチンと洗うということは回数や時間ではなく、「泡立ったか」で判断する
  • (2011-06-26 15:30 追記)泡立っているということは十分に表面張力が低くなっているということ。泡を立てるのは洗顔でも、洗浄でも、別に「見た目が洗っているっぽい」からというわけではなく、洗浄効果が出ているかどうかの良いしるしである
  • 指輪や腕時計は外す。いくらキチンと洗ってもこれらの大きな「無機物」があってはムダになる。「ちゃんと洗うつもりがあるか」はこれをしているかでもすぐわかる
  • 細かく言うと、必然的に利き手は非利き手で洗うことになるので比較の上では洗い方が不十分になりやすい
  • 手洗いの後には「乾燥」が要る。手がぬれたままあちこちに触るということは、また「汚れ」を付けることにつながる。水(水分)があるだけでも微生物にとって有利な環境になる。余談だが、調理施設などの床も水で流せばそれでキレイになったように感じてしまうが今どきはドライにするのが衛生的に標準
  • 食中毒やインフルエンザの流行でスーパーストアや公共の場所などにアルコールスプレーなどが置かれるようになったが、それのみでは有効とは言いがたい。まず先に無機物・有機物などを洗い除いてから、さらに本当に必要ならばアルコールによる殺菌をするのがスジ。効果がまったくのゼロとまでは言わないが、シートベルトをしないでエアバックにすべてを頼るようなもの。主従が違う。適切な組み合わせと相乗効果を理解すること
  • 石けんやアルコールも過剰に使えば、皮膚を傷める。ミクロレベルでも傷ついた皮膚はかえって細菌などの好適な「土壌」になる。皮膚のバリア機能を害するほど洗うのは本末転倒になる
  • コストパフォーマンスを考えるべきだが、センサー式の水道蛇口やペーパータオルは物理的な接触による細菌などの伝播を減らす。しかしこれもまずはキチンと洗えることの方が大事だし、そういった施設やインフラにばかり目を向けても意味はない。繰り返すがコストパフォーマンスの問題

すべてを科学で解明できるわけではないけど、すでにわかっている or 論理的に自明なことを、知らなかったり、実行していなかったりすることは残念で悲しい。

2011-06-26 14:00

Posted from DPad on my iPad

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください