medicine

エッセイ

酸欠か、脱水か、ハンガーノックか、わからない

こないだトレーニングをしていて危うくイキかけた。 トレーナーに付いてもらいながら、厳し目のメニューで追い込んでいた時だった。 自分も、せっかく見てもらっているわけだったので結構やせ我慢して身体の異常に気づいてもストップしたり、トレーナーに伝...
カウンセリング

「うつの入り口」という小手先の物言い

悩み相談や心理カウンセリングで、明らかにうつの症状が出ていると思っても、カウンセラーはそのまま「あなたはうつかもしれませんよ」とは言いにくいようだ。 これは、判断したことを伝える単なる「見立て」とも言うべきものが「診断」という、医師だけに許...
メンタルヘルス

「困った」と「病気」の間で

うつや認知症など、病気なのか正常(とは言え、やっかいで困った状態。あるいはピンチ)なのかは、目に見えないから難しい。 それらが急に、痛くなったとか、血が出たとかいうのでもないことも問題を難しくしている。 健康・健常と「困った」と病気は連続的...
コミュニケーション

フランクにしてはいけないときもある

クライアントと接するときに、いつでもどんな場合でも、親しく、というか馴れ馴れしくすればいいというものでもない。 そのクライアントからみて、関係がある程度長く続く可能性を感じられなければ、別に親しくなる必要はないし、親しく話しかけられるメリッ...
エッセイ

医療機関で働いていない医師が診断書を書くことは可能か

思考検証中のことを一つ。 産業医になったからというだけではないが、どうもまた、医師臨床に近い話をしたり調べたりしなくてはいけない機会が少なくない。 質問もされる。 答えるためには調べなくてはいけない。 今調べていることは、診断書に関してのこ...
エッセイ

人間の眼の機能について私はまだ何も知らない

今回は珍しく人間の生物的な機能としての「眼」の性質についてメモ的エントリを。 私は医者だから、ひと通り、医学的な、学問としての人体やその関連については当然学習している。 かっちりと基礎から勉強したのはもう15年以上も前になる。 しかし、今ご...
エッセイ

産業医学の未来予想

産業医学は、予防・予測としての面が大きい。 一次予防が強調される。 医者一般が考える臨床医学のイメージはまだまだ、「何か病気が(既に)あるのじゃないか」「病気やケガを(起きてしまった後から)治療する」という方に傾いているのではないか。 一般...
カウンセリング

医者と写真と心理カウンセラーと精神分析

お医者さんが皆すべからく写真撮影の原理・知識を持っていると言ったら、意外に思うだろうか。 医療上の画像診断方法として、ゆるぎなく最もポピュラーなレントゲン検査を知らない人は少ないだろう。 あの検査をしっかりと活用するためには、写真というもの...
メンタルヘルス

労働者が睡眠と食事を削ることの意味

労働者について産業医学的な見地からは、1日の睡眠時間がおよそ5時間を切る辺りから、脳血管障害や心疾患が発生する可能性が明らかに高まるそうだ。 実際に健康障害が発生して、睡眠時間への影響やストレスなどと職場環境や労務管理の因果関係が認められれ...
メンタルヘルス

うつに対して「治るよ」と反射的に言うための準備と訓練と覚悟と

うつが治るということについては、何回かエントリを上げてきた。 うつは治ると言う | deathhacks カウンセラーは「診断」してもいい、「うつが治る」と言っていい | deathhacks うつは治るが治せない | deathhacks...