medicine

メンタルヘルス

うつにおける復職するタイミング – その1

うつで病気休暇を取るなり、休職なりをした人が、元の職場などに戻ろうとする場合に、その時期・タイミングをどう決めればいいか。 そのトリガーにはいくつか考えられるが以下のようなものが思いつく。 本人が復帰したくなった時 担当医が復帰を勧め許可し...
カウンセリング

カウンセリングの改善理論を別の業界から学ぶ

病院での採血とカウンセリングは似ている。 採血という手技の特徴は、 ごくごく基本的な業務である プロフェッショナルにだけ許可された仕事である 知っている人間から見ると技術の差が大きい 技術の未熟さに本人は気づきにくい 技術の受け手からフィー...
メンタルヘルス

自分なりの痛みスケールを持っておくといい理由

ハーフマラソンを走って脚にダメージがある。 いわゆる怪我や故障もせず完走できた。 ハーフマラソンは今までに走った距離としては一番長い距離だし、なんのかんのと言い訳をしてうまくトレーニングを積んでおくことができなかったので、まずは無事に終えた...
メンタルヘルス

いわゆる新型うつについての関心3つ

■1 旧来うつの診断基準や治療プロトコルに無理に建て増しをしたようなものではないか 「人間」を定義(診断)するのに、当初男性だけを観察し続けてきたところに、新たに女性というものを発見して、それを「新型」の男性だと呼んでいる、みたいな。 ■2...
メンタルヘルス

苦しさだけは否定できない

カウンセリングでクライアントが「苦しい」と言っているのを周囲やカウンセラーが「そんなはずはない」と否定することはできない。 苦しさや辛さというのは、どこからどこまでも主観的で、基本的にその本人だけの感覚だからだ。 そういう点は「痛み」に似て...
メンタルヘルス

うつ病診断技術のニュース性、技術と運用の二人三脚

今どきは、うつや自殺に関するニュースの価値が高い。 例えば以下のニュース。 広島大、鬱病の客観的な「指標」を発見+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 原著は以下。 PLoS ONE: DNA Methylation Profiles ...
メンタルヘルス

精神科医でも「診断」を理解していない

 うつ病や統合失調症、神経症や適応障害などを、プロフェッショナルとして精神科医が判定・判断し、「診断」するということについての理解が浅いことがある。 「診断」は、ツールであり、窓だ。 精神科の診断はなんのためにするのか?あるいは新型うつに...
カウンセリング

メンタルヘルスでの実力の量り方、示し方

特にカウンセリングなんかは仲間同士であってもお互いの実力や相手の力量を評価することが難しい。 実践の現場は原則としてクローズドだから。 いくら議論する中で、もっともなことを言っていても(言えたとしても)現場でそれができているかはわからない。...
ポエム

精神科になったらいいじゃない、とよく言われる

事はそう簡単ではない。 仁義を切ったり、再び基礎段階から“修行”することを求められると思うから。 現代医療はチーム医療で、精神科もまたその例外ではない。 自分は今更ヒエラルキーに組み込まれることは考えにくい。 そしてそれは単に嫌だということ...
カウンセリング

カウンセラーは「診断」してもいい、「うつが治る」と言っていい

カウンセリングの初級者が悩むテーマの一つに、クライアントのことを「うつ」だとか「うつ状態」だとか判断・診断していいのか、さらにはそれをクライアントに伝えていいのかというものがある。 あるいは、うつの人に「きっと治りますよ」などと言ってしまっ...