現場が経営を気にしてはいけない

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ある仕事をする上で、ステークホルダーが2人以上いる場合、両者に利益をもたらすことは結局不可能だ。
どちらかのプラスを最大化しようとすれば必ずどこかに無理が生じたり、かける労力や時間を配分することが必要になる。

人間はどうしてもマルチタスクな言動をすることができないという事実もある。

人間は一度に一つのことしか認識できないからストーリー(流れ)が必要になる | deathhacks

どうすれば良いかといえば、現場とマネジメントを分けるしかないだろう。
現場が利益やら、法律やらをいちいち気にしなくていいようなシステムや責任構造を管理者や経営者は作るべきだ。
現場の人が目の前の顧客やサービス、製品だけを見ればいいように。

以前にコンビニエンスストアなどであっても、従業員一人ひとりが経営者の目線を持って働くことで組織が良くなり成果が上がる、という言説があった。
ここまでくるとケースごとの議論になるだろう。まったく否定はしない。

しかし、やはり人間や限られた時間、資源を最大限に活用することを考えると、仕事と管理をどこかで分離するべきだ。
そして管理者は現場に対して「速く、そして安全に働け」という相反する命令指示を出してはいけない。
「速く」を追求させるならばその結果起こるミスや精度を別のシステムで補う。
「安全に」を最優先にするならば、効率が最適化されていなくても成果が上がる工夫を凝らす。

2012-11-21 08:00

(追記)

人を責めるのではなく、システムを変えよう – 脱社畜ブログ

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