組織を改善しようとするとき_例えば禁煙指導とか、安全衛生を進めるとか_全体の動きとしては、マネジメント・トップマネジメントが断固たる意思を示して始めるしかない。
これがなければ、結果としては一時的なもの、効果の弱いものになってしまうだろう。
オセロで言えば、角を何より優先して取ってしまうことだ。
これだけのコツならば、精神論だけが要素の大きな部分を占めてしまうように思える。
しかし、組織の変革・改善が難しいのは、もう一つのコツとして「実際のアイデアや行動は現場に任せる」というものがあるからだ。
マネジメントは命令を出したり、状況を整えたり、促したりはするべきだが、実際の議論や実行は、現場が動かなくてはいけない。
マネジメントがするべきことは、最低限度の予算管理をすることと、最速で要望に対応すること、そして責任を取ることだ。
どれも不可能ではないだけに選択の余地があり、それが却って組織の「変化」や「改善」というものを難しく見せているのかもしれない。
2012-08-04 06:00
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