「津軽海峡・冬景色」の歌詞が、情景の描写のみで感情表現を使っていないことを、あらためて紹介指摘していた。
元ネタはテレビのようだがはっきりとは追えていない。
カウンセリングに関連して考えてみると、クライアントに対して「大変でしたね」「苦しそうですね」というような言葉をそのまま使うのは却って白々しく、表面的な理解しかしていない印象になるのにも通じる。
別に事実を言ったり、クライアントの文脈をそのまま繰り返す中にも感情は込められるし、それができることをよく知っておかなくてはいけない。
言葉の調子やトーンなどにも感情やメッセージが込められる。
また、最近のJ-POPなどの歌詞が「好き」「尊敬します」「感謝しています」「ありがとう」などの直接的な表現ばかりだと嘆く意見もある。
これらの言葉の多用は想像力が少なくなってきているのではないか、とも言われる。
しかし、これについては、社会全般が予想の付かない、不確定な情勢になってきていることが逆に表れているのだと思う。
世の中と同じように、家族や友人、身近な人の気持ちを想像すれば、何が起こるかわからない不安を強く感じるだろう。
娯楽や趣味として聞くポップスや物語の中くらいはわかりやすくして、駆け引きや推察をしなくても良いものが好まれるということではないかと思っている。
2011-11-12 08:00
(参考URL)
津軽海峡冬景色~は、一切歌詞に感情を表す言葉を使ってないという豆知識、ほほうと思った。情景描写で聞いて… – no name 1

コメント