実際にトレーニングしなくちゃ足は速くならない

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3月にフルマラソンに出ることもあって、ランニングやそのトレーニングについての本や雑誌を読んでみている。
アスリート個人の主観からのエッセイ・心理・生い立ち・精神論・根性論的な書籍や情報は最近は少なくなった。
それは歴史や蓄積によって、科学的な証拠・トレーニング理論が構築されて普及し始めているからだと思う。
論理があるのに始めから精神論を掲げては、一定以上に真面目な、インテリジェンスが高いアマチュア〜ハイアマチュア、セミプロランナーは興味を持てない。
業界・分野が成熟してきているのだろう。

マラソンに関する文章を読んでいて、その情報を噛み砕いて、自分自身に照らしあわせて、これからのレースまでの期間、それ以後の自分のランナー人生や計画について思いを巡らす。
「ハーフマラソンで1時間50分を切っているからいきなり初回のフルマラソンでサブフォーも夢ではないかな」とか「LSDを伝統墨守的に取り入れるよりもやはり今どきはポイントポイントで強度の高いトレーニングをするべきだな」とか「1kmを5分40秒ペースで走り続けられることがサブフォーの目安になるのね」とかいうことを頭にいれていく。

しかし、こうした情報を昨日今日読んでいたときにふと強烈に思ったことは、「文字を読んで腑に落ちた『だけ』では足は速くならないよな」という、至極当たり前のことだった。
仕事帰りに、「このまま家に直帰したら意味がないし、これまでの人生と何も変わらない」と感じた。
ということで、その足で昨日もジムに寄り、トレーニングをした。
いつもだいたいが「1km6分」のペースでランニングマシンを使い5km走るのだが、昨日は「5分30秒/km」で走ってみた。

少し息は上がるがペースは問題なく維持できる。
心拍数は結構上がってしまっていそうだったが確認してみると145回/分とまだ余裕がある(むしろ単に疲労しているという時のほうが150回/分を超えてくる)。
むしろフルのレースでは脚力・筋力の方の負荷に気をつけなくてはいけないかもしれない。
終わってからも特に問題なし。
これからはこのペースでトレーニングしていこう。
できれば20km〜30kmを走るトレーニングをしておきたいところ。

なんでもそうだが、頭で理解しているだけでは実践できないし、実力はつかない。
行動して、失敗し、フィードバックを受け、実体験をし、汗をかかなくては筋肉やセンスは身につかない。
そんな当たり前ののことだが、実感して、実際にアクションを起こすことは簡単ではない。

2013-02-05 07:00

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