メンタルヘルスの教育や情報提供の場に限らず、たとえ話やストーリーの「見せ方(魅せ方)」というのは大事だ。
しかし、そのコツや技術は伝達や教育、形式知にすることがやや難しいため、あるいは学問や科学的なものではないと思えるため、軽視されたり、「自分にはできない」「必要ない」とあきらめられたりしがちだ。
本道ではないと言われがちだが、そういったショーマンシップ的なツールは必須である。
前エントリ(人間は一度に一つのことしか認識できないからストーリー(流れ)が必要になる | deathhacks)の考察のように、人間は結局、物語がないと理解できないし、エピソードがないと記憶できないからだ。
もちろん「魅せる」だけではいけない。
科学的な知見や技術も適切に利用するべきだ。
経験的な「事例」というものを使うのも良いだろう。
(余談だが、喩えや比ゆは不正確で、事例は事実だからガチ、というのはまったく勘違いだ。どちらもクライアントや今現在の状況と離れた事象・イメージ・概念という点では同じだ)
個人的に、科学的、という話をするのであれば、私はグループ内では一番 evidential に探求している人間だと思う。
2011-06-08 06:00
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