technique

カウンセリング

「うつの入り口」という小手先の物言い

悩み相談や心理カウンセリングで、明らかにうつの症状が出ていると思っても、カウンセラーはそのまま「あなたはうつかもしれませんよ」とは言いにくいようだ。 これは、判断したことを伝える単なる「見立て」とも言うべきものが「診断」という、医師だけに許...
カウンセリング

カウンセリングの改善理論を別の業界から学ぶ

病院での採血とカウンセリングは似ている。 採血という手技の特徴は、 ごくごく基本的な業務である プロフェッショナルにだけ許可された仕事である 知っている人間から見ると技術の差が大きい 技術の未熟さに本人は気づきにくい 技術の受け手からフィー...
カウンセリング

カウンセリングは技術か、コミュニケーションか

カウンセリングを教えたり、メンタルヘルス周辺に関わったりしていると、コミュニケーションそのものの問題や疑問に出くわす。 挨拶がどうとか、訊くべきことを適切な時に適切な言葉で訊くとか、服装がどうとか身だしなみや匂いがどうだとかいうようなことだ...
プレゼンテーション

ガー・レイノルズの「裸のプレゼンター」を読みながら自分のプレゼンを振り返る – その1

先日、自殺対策に関する教育講演を2回した。 聴衆はそれぞれ100人と50人くらい。 メンタルヘルスやカウンセリングの専門家はほとんどいなかったが、それぞれの現場では自殺企図を持つ人間に接する機会が多いという背景があった。 講演は概ね好評に終...
ポストベンション

見ていたプレゼンを同じようにできない

何事も「学ぶより真似ろ」と言う。 世の中のアイデアや発明はすべて既存のものの組み合わせだとも言う。 今回、自殺のポストベンションの一つの要素である、IES-Rの結果と経緯の説明にてついて、チームリーダーのプレゼンを見た後に、別の場所で別の対...
メンタルヘルス

話すこと、書くことによるストレス対処について考える

悩んでいるときや惨事ストレスを受けているときに、クライアントに勧める対処として「話すこと」「書くこと」が挙げられる。 「書くこと」によってストレスなどが軽減する(可能性がある)理由について、「記録をしたから、そのことを忘れてもいいのだと認識...
メンタルヘルス

到達目標を高く設定すると不全感・無力感も高まる

教育では理想や完成形、目標を適時適切に示さないと被教育者はなかなか満足が得られません。 特にスポーツやカウンセリングなどの実践・実戦、現場やOJTでの経験や体験がなければどうにも上達しない分野では教育者がうまく目標設定をしたり手助けをするの...
メンタルヘルス

ああ言えばこう言う力

質問やクレーム(良いものも悪いものも)を受けたときに、想定していなかったり、準備が不足していたりしても、うまく切り返して切り抜けるトーク力は大事です。 私はこの技術・能力を「ああ言えばこう言う力」と呼んでいます。 こんな名前を付けましたが、...
知的生産

守破離って何?どこからきてるの?

「守破離」は技や芸を身につけ実践していく上での過程を簡潔・簡明に表した言葉です。 漢字・日本語ならではのシンプルな美しさを持っていると思います。 「守」で既存や伝統の知と芸を学び知り、「破」で独自の道を歩み始め、「離」で完全に芸を自分のもの...
メンタルヘルス

自分がするコメントの目標と評価をどうするか

メンタルヘルスの教育の中でグループワーク・実習をした後には指導側から全体へのコメントをします。 このとき時間が十分にあれば指導側複数全員にコメントをする機会があります。 そんな場面で私が考えていること。 今のところ幸いに思うのですが、教育現...