到達目標を高く設定すると不全感・無力感も高まる


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教育では理想や完成形、目標を適時適切に示さないと被教育者はなかなか満足が得られません。
特にスポーツやカウンセリングなどの実践・実戦、現場やOJTでの経験や体験がなければどうにも上達しない分野では教育者がうまく目標設定をしたり手助けをするのが重要です。
つまり時間が必要だということです。

モチベーションのマネジメントを考えなくてはいけません。
もちろん、今の世の中は勉強しようと思えば個人の責任を主体として学べば良いという考え方、スパルタ式に知識を詰め込んであとは「とりあえずやってみろ」「そのうちできるようになる」「技術は見て盗め」という方針も否定はできませんが、近代的ではないし現代の感覚では“クール”ではないでしょう。

また、この被教育者の成長・成果の成否は教育者側の達成感やモチベーションにも影響するのですから軽視できません。
人間は自分がやったこと、為したこと、教えたことが有意義であったと感じられれば、より積極的に再びその方向に向かえますし、同じことを繰り返したり、再現したりする意欲、工夫する努力が生じる性質を誰もが持っています。
その性質を活かすためには完成形や大目標だけでなく中間目標や小目標を可能な限り被教育者(当事者・主役)と一緒に設定し共有することです。
「見える化」「数値目標」「マニフェスト作成」というキーワードも参考になります。

この「モチベーションマネジメント」あるいは「コーチング」「学び・獲得・学習の中途での無力感・不全感の予防・配慮」は教育という形式の場だけに当てはまるわけではありません。
うつやメンタルヘルス不全の者(特にそのリハビリテーション期)に対応するときの、道程票や目標、達成感を感じて不安感を減らす工夫やノウハウにも通じます。

2011-01-14 06:00

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