2012-01

ポストベンション

危機介入のプラスとマイナスをトータルで考える

惨事後や危機での組織介入をチームを都度編成してやっている。 心理学的、あるいはケアやサポートとしての(ある程度純粋な)技術としての面だけでなく、インフラやロジについてもプロフェッショナルでなくてはいけない。 自分や近場の仲間の経験としては過...
メンタルヘルス

うつリハビリでの、未来を想う不安とその意味

うつから回復してくると、ある時期になって、未来について考えるようになる。 未来というのは自分の将来ということだ。 未来や将来といっても、はじめは「ある程度先の」こと、数カ月後から来年くらいまでの予定を考え始める自分に気づく。 うつで気持ちが...
カウンセリング

カウンセリングの要約をしているときに息継ぎをしてはいけない

カウンセリングをするときの要約を教えるのに、最短・最小の、合いの手のようなものについては、自分がしゃべっている途中で息継ぎをしてはダメというルールを守らせるといいかもしれない。 今までには「10秒から15秒くらいで。それ以上カウンセラー側が...
知的生産

ふりかえりだけでは後手後手になる

セミナーを開催したときも、危機介入活動をしたときも、仲間内では必ず「ふりかえり」をするようにしている。 「ふりかえり」とは要するに反省会だ。 反省会とは言っても、ミスや改善点を指摘しあったりするだけではなく、良かった点やうまくできた強みの部...
メンタルヘルス

うつの「自分カミングアウト」は難しい

うつであることを自分自身で認めることは難しい。 ゲイやレズビアンなどのセクシャルマイノリティやHIV感染、被差別的な出自などでは一般に、他人や社会に公表するという意味での「カミングアウト」という表現がある。 それがためらわれるのは、様々な不...
メンタルヘルス

無力感と自責感を説明すると

無力感はエネルギーの消費・浪費を抑えるプログラム、あるいは命令、司令、モードだ。 その人に「無駄なことはするな」「休め」と心理的なプレッシャーをかける。 無力感を感じている時には、目の前にある問題や悩みをどうにかしようとするのではなく、でき...
メンタルヘルス

ダメ出しを誰のためにするのか

他人にダメ出しをするのは誰のための行為だろうか。 一つにはその相手のためと考えられる。 間違いを指摘したり、気づいていないような視点を示したり、過去の経験や知識を提供したりすることになる。 それによって相手が変わり、結果が改善したならば、そ...
メンタルヘルス

死にたいと言う人は自殺しないという誤解

死にたいと口に出していっている人はかえって自殺しないものだ、という誤解がある。 「誤解」とは言うものの、もちろん死にたいと口にした人間が全員必ず自殺を実行しているわけはない。 現実には、死にたいと言っている人も言っていない(言わない、または...
エッセイ

第三者委員会というしくみについて考えた

第三者委員会や有識者会議というしくみをよく考えてみる。 何か事故や不祥事が起きた時に、客観的な検証をし、改善などの提案をするのがその役目だ。 こうしたしくみが使われている、最近の大きな事案としては、福島第一原発事故(福島第一原子力発電所事故...
メンタルヘルス

うつにおける復職するタイミング – その5

うつにおける復職するタイミング – その1 | deathhacks うつにおける復職するタイミング – その2 | deathhacks うつにおける復職するタイミング – その3 | deathhacks うつにおける復職するタイミング...