カウンセリング教育が小グループごとに指導者を入れてわかれたときに、その中で質問されることはよくある。
良い質問が出たときはその小グループだけでなく、その教育の場にいる全員のチャンスだ。
良い質問、鋭い質問、素朴だが本質的な質問などが出たときには、小グループ指導者はそれをうまく処理できても(答えられても)できなくても、あらためて全員の前で共有する方向に持っていってみよう。
そのセッションが終わり、全体共有の場になったところで、質問者にあらためて皆の前で教育全体の講師に質問してもらうよううながすのだ。
こうすることのメリットは、知識や考え方を共有できることだけではない。
実技指導者も自分の対応や処理のし方(答え方)が浅かったり間違っていたりすることに気づくこともできる。
もちろん、答えた内容が講師とも合致していれば、質問者もより納得したり感心できる。
教育全体への信頼度(現実的に有用かとはまた別だけど)も上がる。
実技指導者の自信にもなるだろう。
ただし、講師の体面や教育全体の時間管理などをさまたげないように「空気」はキチンと読むことに注意。
2011-06-14 06:00
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