グループ学習は果たして効率的なのだろうか。
その時々で見る角度や焦点を意識しながら判断する必要がある。
経験的に、グループでの学習スピードは、どうやっても一番遅い人に合わせることになる。
もしも、進行を早めようとしても、ある程度まではできるだろうが、結局配慮や質疑応答などによってブレーキがかかる。
これはデメリットだけではないし、社会全体としても同じことが言えるから、「小さな社会」でもある「グループ」でも許容しなくてはいけない面がある。
逆に許容してはいけない場合もある。
例えば、グループやチームがプロ契約として、活動しサービスを提供している場合。このときには、チーム内に未熟な者がいたとしてそこにレベルを落として合わせることは、期待された最高の成果を上げる妨害となる。
また、学習が一番遅い人、能力が他の人に比して著しく低い状態の人がいることによって、所属組織そのものの存在が危うい場合。そうしたときには「切り捨て」もやむを得ない。
要するに、組織の属性や位置づけにだいぶん左右される。
2012-10-01 07:00
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