フランクにしてはいけないときもある

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クライアントと接するときに、いつでもどんな場合でも、親しく、というか馴れ馴れしくすればいいというものでもない。

そのクライアントからみて、関係がある程度長く続く可能性を感じられなければ、別に親しくなる必要はないし、親しく話しかけられるメリットもない。
かえって、クライアント自身の個人情報やら、内心やらを、カウンセラーや医者とはいえ、赤の他人に把握されることには、現代ではかなり抵抗が大きい。

TPO、タイム・プレイス・オケイジョンに合わせて、適切な対応というものは違ってくる。
サービス側としては、適切なレベル以上に突っ込んでいく必要はないし、そうすることは無用なデメリットやトラブルの種になる。

健康診断なんかでざっくりと、不定愁訴のようなものまで含めてクライアントの不安情報や問題を可能な限り拾おうとする時には、意図的にフランクに振る舞い、瑣末的なことでも言ってみようかという気になるように演出しなくてはいけない。
1回切りのものでなく、慢性疾患のものや、術後経過観察の外来診療などでも、十分に気の置けない関係づくりをするほうがメリットは多くなる。

2012-10-08 08:00

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