ストレスマネジメント(セルフ、のね)やレジリエンス、アサーションのトレーニングなどは基本的にはそれを学習する本人、個人のためのプログラムだ。
しかし、ちょっと見方を変えると、これらのノウハウを身につけたときに変わるのは、その個人の内面だけではないことがわかる。
内面的なものが変われば、外向きのコミュニケーションや視点も変化するからだ。
例えば、自分が体験として実践できているストレス・コーピングを、他人に紹介することができる。
または、一つでも二つでもこうしたテクニックが自身にあれば、自然と身近な人を観察するときにそういった興味を持って見るだろう。
他人の言動に疑問や問題を感じたときに、なぜそう感じるのかを、事象を分解して検討することができる。議論の軸にもなるだろう。
これが、単なる違和感や感情としての不快などをテーブル上に出しあってであれば、冷静な検討や対処行動を考えるという方向には行きづらくなる。
このような考え方をすれば、個人レベルの成長やトレーニングであっても、対象とする範囲は広げることができる。
2012-08-12 10:00
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