思うにこれまでのカウンセリングというものは時間をかけすぎている

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「慌てず、焦らず、クライアントの内面や感情、思考を丁寧に確認していく」というと聞こえは良い。
結局、カウンセラーの分析や検討、テクニックやメッセージコントロールが足りなかったり、「カウンセリングというものは時間がかかるものなのだ」という固定観念から、いたずらに時間がかかってしまっている。
これがクライアントの希望であったり都合に合わせた結果であるのなら、まだ合理的、倫理的だが、私の考えではカウンセラーの側の事情や能力がそういう「のんびり」したカウンセリングを生み出していることがかなり起きている。

斬り込むべきときに、適切な言葉やメッセージを出していないから、ぬるい、時間やエネルギーを意味少なく消費してしまう状況になる。
そのように消費してしまう、もっとも惜しい資源は時間だが、現実的には金銭的なものが大きい。
これはカウンセラーが意識することは人によって少なかったり、時に忘れられたりする。
クライアントはカウンセリングに来て、「特別な時間を過ごす」ということ以外にも「変化」を求める。
それに応える絶対確実な方法はない。
しかし、そうするための努力は最大限しなくてはいけない。
しかも、現代的なカウンセリングの社会からの評価やどの分野でも求められる務めとして、その経過や評価を自己あるいはクライアント、さらには第三者から常に受ける必要がある。

これは単に、産業的な意味としてのQC; quality controlや透明性(transparency)という最近ではごく当たり前の考え方だ。
決して「カウンセリングというのは魂同士の崇高な対話であって記録や科学的分析はできない」云々というような逃げを「最初から」してはいけない。

ズバッと入って、適切な処置やアドバイスをして1回、2回の面談でクライアントが満足して、次の人生に向かうことができればそれがいい。
何も半年、1年、あるいは数年来のリピータークライアントを育てるのがカウンセラーの実力を示すことではないだろう。
ただし、「早くクライアントを満足させるほど経営上は不安定になる」という必然を一般のカウンセリング業では抱えることになる。

2011-08-22 11:00

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