診断は窓に過ぎない

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現代型うつ、新型うつ、ディスチミア型などといくら分類を細かにしたり、増やしたりしても、それが治療や行政施策に結びつかなくては意義が少ない。
あくまで人間や病態が先にあってその後に診断や医療がある。

現代の医学・医療は診断をしてから治療をするという方針に重きを置いていて、その部分へのコスト投入が過大になっているように感じる。

医学では今でもエビデンス evidence 至上主義的なものが主流となっている。
そこでは科学的でないもの、つまり再現性がないものや計測可能でないものを扱うことが難しいだろう。

そうは言っても医療現場でも元々、あるいは今でも診断的治療としてまず薬剤を投与する・治療を開始するというやり方は存在する。

結局、入力と出力の両方を考えたり、全体と部分を行ったり来たりしながら、バランスを取っていくほかない。

2011-02-18 07:00

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