古典
古典的なカウンセリング、精神分析や医療との違いや棲み分けが(クライアントにとって)あいまいだった時代がありました。
「異常」な状態を「治す」ためには、カウンセラーが指示的にクライアントに正しいと考えられる方向・道を示してやって、そちらに押してやる、矯正してやることが仕事でした。
現代
近代から現代になってきてロジャーズがつくった「来談者中心療法」がカウンセリング技術や英ロンの主流の一つになりました。
ここでは、クライアントの行動変容を妨げている障害や邪魔をうまく減らすなり無くすなりしてやりさえすれば、クライアントは自然回復的に適切な道を選んでいけると考えます。
答えはクライアント(だけ)が知っている、との考えでもあります。
最新(メッセージコントロール)
下園壮太が提唱するメッセージコントロール理論および実践では、従来タブーとまでされることが多かった、カウンセラーからの「アドバイス」や、「要約」「質問」などの働きかけ・アクションを多用します。
しかし、やはり指示的にならず、クライアントの焦りや苦しさを増やさないように、クライアントの反応を察知して臨機応変に対応する、バランス感覚や感性、悩むクライアントや苦しむクライアントの心理についての広く深い考察に裏打ちされた使える道具としての知識などを学ばなくてはいけません。
2010-08-03 9a.m.
(参考リンク)
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