本は時空を超える

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生き物をそのまま過去や未来に送るタイムマシンは未だにありませんが、思想や考え・技術などはメディアに記録することによって、未来向けに限り送ることができます。そのメディアのうち、現時点でもっとも費用対効果の大きいものは本という形態でしょう。

グーテンベルクのおかげで活版印刷技術という、電気のような外部エネルギーを必要とせず、再生するためのプレイヤーも別には必要としない、本というメディアがうまれました。
今後その保存性や完全性の保持についての議論やハードルは出てくるはずですが、人間の1〜2世代程度の時間を超える能力は既に備わっています。

本の利点は時間を超えるというだけでなく、空間を超えられることにも発揮されます。
時間と空間、つまり時空を超えるという効果によって、我々は先人の叡智を直接本人から聞かなくても時間的・空間的に離れた場所で知ることができるわけです。
地球の裏側で考え出されたことを、その考えた本人が既に生命を終えていたとしても、得るチャンスがあるのです。

こんな風に考えるので、私は最近特に、本や文章を書き残す人に敬意を評したくなります。
その内容の優劣の判断や取捨選択は、他者もしくは後世の者の義務と権利でしょうし、記録者がたとえ自らのためだけに残そうとしたものであったとしてもそれは重要な点ではないと思います。

素晴らしい考え方や技術は是非記録されるべきでしょう。

メディアには、音を記録するもの、映像を記録するもの、形状を記録するものなど様々です。

ある技術や思想を、時空を超えて伝え残す方法は他にもありますので、また別に書きます。

2010-04-19 7a.m.

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