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エッセイ

文章を毎日書くということ

文章を毎日書くことで、色々な準備ができる。漢字や言葉の使い分け、自分の作文の癖、MacやiPhoneやWebやエディタツールなどの設定と調整、書けるおおよそのスピードなどなど。これらをトレーニングしておけば、いざという時に最小限の慣性モーメ...
ポストベンション

ショックな出来事に対処するために持つべきは「意識」と「知識」と「儀式」

惨事の衝撃は時に甚大だ。私たちが現場で介入サポートをするのは、問題や悩み、悲しみを解消してゼロにするためではない。そもそもそれは不可能だ。出来事によるショックは人によって違うし、そこから回復するペースもまたそれぞれだ。サポートにはそうした回...
コミュニケーション

ベストな比ゆ、というものは在らずや

万人に響く比ゆ、というものは存在しない。比ゆは何かを伝えるときの強力なツールになりうる。ただし、過信やこだわり過ぎは禁物だ。自分が聞いたときに、スッと腑に落ち、感動したような比ゆを、自分がまた別の場面で使おうとするときなどでは特に注意が必要...
カウンセリング

カウンセラー自身の価値観によるブロックを克服する方法

カウンセリングの最中に現れるカウンセラー自身の価値観は、時にクライアントの先入観や思い込み、しがみつきやイラショナル・ビリーフよりも対応がやっかいだ。経験や論理、テクニックとして、このリアクションをした方がいい、さっきあの質問をすれば良かっ...
メンタルヘルス

心理臨床現場で使うツールの費用対効果を意識する

うつのリハビリ期に職場に復帰するとき上司や同僚数名にカウンセラーと本人がサポートや理解をお願いするバスケット法や、ディブリーフィングのような惨事後のグループミーティングは、効果が高いという理解はありますが、実際にそれをマネジメントするとなる...
カウンセリング

笑いながら泣く、あるいは悲しくて明るい音楽

表情や音楽は同時に反対の内容を伝えることができる。話すことや文章では、どうしても「順番」という要素が含まれてしまう。他人を評価して伝えるときに、良い点を伝えてからその後に改善点を述べるか、その逆にするかというノウハウがよく話題に上る。それは...
メンタルヘルス

精神科医でも「診断」を理解していない

うつ病や統合失調症、神経症や適応障害などを、プロフェッショナルとして精神科医が判定・判断し、「診断」するということについての理解が浅いことがある。「診断」は、ツールであり、窓だ。精神科の診断はなんのためにするのか?あるいは新型うつについて...
カウンセリング

うつの症状は憶えなくちゃいけない、説明できなくちゃならない

我々がうつの症状としてとらえ、整理して、教えているものには10項目ある。教育やトレーニングに参加した人ならばわかると思うが「5+5(ご、ぷらす、ご)」と言っているものだ。《身体面》不眠、食欲不振、疲労感、思考停止、不定愁訴(あらゆる身体不調...
メンタルヘルス

悪いことは重ならない、少なくともあなたに責任はない

悪いことは重なるというイメージはないだろうか。仕事で失敗が続くとか、プライベートでのトラブルが重なるなどだ。そんなときには、まるでトラブルが失敗を生み出していたり、失敗がトラブルを待ち構えたように連れてくるように見える。すべては自分が何か悪...
カウンセリング

勉強会の基本問題

以下のTweetをしたら4favs+13RTsほど、いただいたのでもう少し書いてみる。勉強会の内容・テーマとしてはロールプレイやスーパービジョンなどを含んだカウンセリング関連を想定してる。場所の確保 2時間から3時間程度、静かめの密室、とい...