昨日呑んでいて、たまたま「ペアカウンセリング」状態になった。
(参考エントリ)
ペアカウンセリングは「アリ」だ – ペアカウンセリングその1 | deathhacks
ペアカウンセリングの臨床研究へ – ペアカウンセリングその2 | deathhacks
曰く「法律相談だったら専門家2人に話を聞いてもらった方がいいじゃん」 – ペアカウンセリングその3 | deathhacks
本当に今回のそれがペアカウンセリング「的」だったのか、クライアント(的状況の人)にとってメリットがうまく得られたかどうかはわからないけど。
考えてみれば、3人か4人が集まって雑談や食事をすること、そのうちの一人が「ちょっと困っちゃてることがあるんだけどさー。聞いてもらっていい?」という感じで同時に2人以上の人間に相談するということは日常でもよくある。
うまくいけば、相談をした人は「あー、自分の考えや感じ方はそんなに変で的外れでもなさそうだな、やっぱり」とか「へー、なるほどー、そういう風な考え方もあるのか。いちおう参考として頭に入れとこう」などのような刺激やヒントをゲットできるかもしれない。しかも「サシ」での相談やカウンセリングよりも効果的に効率よく。
一方、相談した人がその場の誰かから「絶対こうしたほうがいいよ!!それ以外ありえないって!」とか「あなたの考え方はおかしいし、あなたの方が(相手に)謝ったほうがいいんじゃない」とか言われたならば、ちょっとその状況はいわゆるカウンセリング的なものとはかけ離れる。
あるいは、話を聞いている人同士の意見が激しく感情も交えて対立したり、別の視点やテーマにズレて盛り上がってしまったり、内容の核心を放っておいて茶化されたりすれば、個人としても集団としてもマイナスだけが大きくなってしまう。
日常会話、社交会話としてでなく、対価をやり取りするサービスとして提供する「カウンセリング」の場で実行することについては、限界や限度は当然あるとしてもメリット・デメリットやリスクを考えぬき、管理し、適切にクライアントに説明責任を果たすべきだろう。
それがプロとしての仕事・業として目標とする水準だ。
2011-12-24 07:00
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