ペアカウンセリングは「アリ」だ – ペアカウンセリングその1


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1人のクライアントに対して2人のカウンセラーが一緒にカウンセリングをするのは有効だ。

私は、その分野の人間ではないが、コンピュータプログラミングの世界には「ペアプログラミング」という手法があるそうだ。
2人がペアになって、1人がプログラムコードを書き(作成、入力して)、もう1人はそれをレビューしたり、アドバイスしたり、または相談・議論をしながら進めていくというものだ。
このやり方は、いつもいつもやることは難しいらしい。
単純に考えて2倍のマンパワーが必要になるし、「とても疲れる」から時間を1時間とか2時間とかに決めて区切らないと大変らしい。
しかし、プログラムコードの質は高くなるし、互いのスキルアップ、またはチームとしてのノウハウ蓄積や将来に向けての保守・メンテナンスの効率も向上する。
使いどころを選べばペアカウンセリングはとても効果的ということだ。

同じようなことを心理カウンセリングにも応用できる。
実際に似たようなことを既に多くの場面でやられてもいる。
積極的に会話ややり取りに参加はしないし控えるのが普通だが教育的目的として行う「陪席」というものはある。

ペアカウンセリングをする場合の検討や覚書メモを記す。

  • 初回からにしろ、途中からもしくはワンポイントでのものにしろ、クライアントの理解・同意を得なくてはいけない。ただし、既存の「陪席」(教育・研修が主たる目的のもの)とは違い、クライアントにも直接的にメリットがあることを説明して良い《カウンセリングの質の向上、停滞の打開など》
  • 私の「スーパービジョン」に対する認識と同じだが、主に話をする、あるいは話を聞くカウンセラーが必ずしも、副のカウンセラーの経験・技術・地位的上位者でなくても良い
  • ペアカウンセリングの目的は、単にカウンセリングの質や効果の向上である。ケースのレビューやカンファレンス検討、スーパービジョンを現場で同時に行うと言ってもよく、副次的にカウンセラーの経験蓄積や能力向上も期待できる。その場に存在する全員に益があるし、なくては(目指さなくては)ならない

今までに偶然発生的に複数人カウンセラーによるカウンセリングをしていた事例は多々あると思うが、それをシステムとして導入・洗練・研究している施設やチームはあまりない。
今回、そのシステム化に近い方向でカウンセリングを実施している話を見聞し、考えてみている。

2011-02-03 07:00

(関連リンク)

ペアプログラミング – Wikipedia
はじめてのペアプロ – 守破離

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