国は結婚させたがる – 結婚について(2)

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基本戦略として国家は、国民が結婚して子どもをつくるを推奨する。
そうすることが国民を増やし、経済的にも、軍事的にも、多様性としても、国力を増すことになるからだ。
そう。結婚という自由意志や権利に思える行動を、国がコントロールしているとまでは言えないが、大きな影響を与える。

例えば、結婚をして夫婦が生活していく上では、税法上の控除があったり、育児のための便宜があったりする。
つまり国は、その裁量内で、「結婚した方が有利ですよ」あるいは「子どもをもうけた方がメリットがありますよ」というメッセージを適切な強さで送ることができる。
それが国家としての政治機能の一つだ。
国民が幸せに快適に生きることによって国が強くなる。国が強くなることによって国民が満足する。

この周辺を考えるとまた実感する。
独身は不利だと。(そして私は独身だ)
「独身貴族でいいですね」などと言われるのはお為ごかしだろうと思う。
おそらく人間というものはよく言われる性質の関連として、自分が独身のときになぜ結婚しよう(したい)と思ったかを忘れてしまうのだろう。
あるいは現状の不満や不安を、過去の選択の間違いに起因するものとして考える。
だけどきっとそのネガティブな感覚は過去にどのような生き方を選んでいたとしてもあまり変わらないだろう。

2011-06-22 07:00

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