結婚は契約である – 結婚について(1)

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結婚とは何かと問われたら「契約だ」と答える。
それは結婚に法的義務がつきまとうからだ。

結婚したら責任が生じる。
それは企業と企業が商いをするときの取り決めと同じように。
個人が車や不動産や冷蔵庫やパソコンを買うときと同じように。

だから結婚という社会の中のごく私的な関係について司法は口を出す。
介入する。

やれ夫婦生活はどれくらいが普通だとか、経済活動で得た収入の分配だとか、共有財産(そこにはペットや子どもも含むかもしれない)の所有権だとか。
ありとあらゆる部分について(司法が必要とされて、司法が受け持ったならば)法が解を与える可能性がある。
法治国家としてのあり方と言えばそうだ。

もちろん契約という面だけではなく、人間の感情や生き物としての本能に沿った部分はある。
しかし、先に結婚という制度があって、だから男女が結婚するのではないことには気をつけなくてはいけない。

2011-06-21 06:00

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