自殺は影絵


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今年(20112010年)も例年並みに自殺が多いこと、自殺する前のサインに周囲の人が気づくことが大事なこと、という文章を見ました。
しかし、自殺は「結果」であるととらえた方が良いですし、自殺の前のサインというのも「結果」にとても近い要素です。
結果を変えるには過程に注目し介入しなくてはなりません。

自殺を結果とするならば、それは壁に映った影絵のようなものです。
また、自殺という影絵はいくつもの影の複合体です。

影絵自体を触ったり動かしたり形を変えたりすることはできません。
そこに確かに見えているのに。

影絵を小さくしたりなくしたりするためには、その元になる物(自殺に至る要素や事象)を変えたり光の強さや角度に影響を与えなくてはいけません。
さらにそのためには、その物がどこにどんな形でいくつくらいあるのか、光がどんな性質でどちらから来ているのかをつかまなくてはいけないのです。

自殺やそのサインよりも、広く各個人のストレスコントロールなどに注目する、させるのもいいです。
それは重要な「過程」であって適当な介入点の可能性が高いです。
当たり前としか言われないでしょうが、社会や政治、経済を適切に安定させることが一番の自殺防止対策かもしれません。

もちろん人事を尽くしても結果が変わらないという運や運命があることも認めましょう。
比ゆ的ですが光だけしかなくて影がない世界というのも想像はしにくいです。

2010-10-05 08:00

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