メンタルヘルス

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常に考え抜き、選ぶ

心理の活動の中で、人間が認識できる要素は少ない。さらに、認識できたとしてもそこに影響を与えられることはもっと少なくなる。 世の中のしくみや法則のうち、科学的に解明したり説明したりできることは5%か10%くらいしかないのだという。あとの残りは...
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うつは治ると言う

うつの人や惨事に遭った人に、自分以外のカウンセラーやセラピストが「治る」とか「大丈夫」と言っていたとして、そのことに疑問を感じたり、腹を立てたりするのはなぜだろう。 まず、「治る」とか「良くなる」という言葉のイメージが違う可能性を考えてしま...
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「治る」からイメージするものの違いが大きい

カウンセリングで使う言葉には、クライアントや聞き手によって意味が「ズレる」ものが多い。 「治る」や「休む」「良くなる」などの言葉はその意味や使い方、イメージについて個人差が大きい。 これはカウンセリングに限らず、教育や環境調整の交渉にも当て...
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管理職がストレスに強いか弱いか、有利か不利か

組織や社会での業務上、あるいは役割の違いによって、人が感じるストレスや負担は異なる。 引いてはからだやこころに表れる反応も違ってくる。 ただし、「管理職」などの役割とは言ってもその環境や実際は現場によって様々だ。 立場によるストレスの違いに...
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うつのリハビリはこころの受身を覚えるチャンス

柔道技の達人になるのは難しいが受身は誰でもうまくできるようになる。 うつのリハビリで鍛えるべきなのは身体の頑強さや抵抗力ではない。 次に起こる試練や日常のストレスから、以前の自分よりもうまくかわしたりダメージを減らしたり大怪我をしないような...
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自分なりの痛みスケールを持っておくといい理由

ハーフマラソンを走って脚にダメージがある。 いわゆる怪我や故障もせず完走できた。 ハーフマラソンは今までに走った距離としては一番長い距離だし、なんのかんのと言い訳をしてうまくトレーニングを積んでおくことができなかったので、まずは無事に終えた...
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ディブリーフィングがうまくいかないわけ

ディブリーフィングの効果が否定的だというのならば、なぜうまくいかなないのかを検証するべきではないか。 実際に成果を上げているのを見てきている。 効果測定の定量化や、条件の均質化などにチャレンジしないで、「エビデンスがない」「過去の研究で否定...
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組織がうつリハビリ者に「完全に治ってからの復帰」を求めるのは行政の指導上も誤り

うつのリハビリについて先日、質問、というか情報があった。 最近の企業等組織ではうつによる休暇や病休、休職の後の復帰・復職、つまりリハビリには、本人が休む前と同じように勤務できることを条件としているという。 しかもそれは厚生労働行政、あるいは...
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教育を時間のみで比較しない

カウンセラーやストレスマネジメント要員を育成するための教育プログラムはどのように作れば良いか。 期間で言えば、数時間の講義で済ませるものから、実習実技をふんだんに取り入れたもの、数ヶ月から1年、あるいは数年がかりのコースなど様々だ。 現在の...
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いわゆる新型うつについての関心3つ

■1 旧来うつの診断基準や治療プロトコルに無理に建て増しをしたようなものではないか 「人間」を定義(診断)するのに、当初男性だけを観察し続けてきたところに、新たに女性というものを発見して、それを「新型」の男性だと呼んでいる、みたいな。 ■2...