2011-07

カウンセリング

ピンチが惨事にならないとき

キーワードは「無力感」。 どんなに大きなピンチでも、その人に生きる力、単純なパワーがあったらばピンチではなくなる。 マンガや映画、アニメのスーパーヒーローのような超人的なキャラクターならば、普通の人が参ってしまうような状況も克服できてしまう...
カウンセリング

はじめはメッセージコントロールだけで十分

カウンセリングについて勉強していくと、今目の前にいるクライアントを分類したくなる。 「見立て」をしたくなる。 このクライアントの主なテーマは何だろうか。 惨事か、うつか、リハビリか、それ以外かなどの見極めをしないと手を出しにくい、あるいはう...
カウンセリング

勉強会の基本問題

以下のTweetをしたら4favs+13RTsほど、いただいたのでもう少し書いてみる。 勉強会の内容・テーマとしてはロールプレイやスーパービジョンなどを含んだカウンセリング関連を想定してる。 場所の確保 2時間から3時間程度、静かめの密室、...
カウンセリング

変わらないこと、変えないことの難しさ

努力し続け、うまくいかず、疲れきったクライアントの周囲の人に、これから先の接し方を説明するときにはこれといった定型的なものはない。 環境調整をお願いするときもあれば、「変わらない」「変えない」ことをお願いすることもある。 当人が頑張ってきて...
カウンセリング

クライアントの質問の背景と興味を考えて対応する

クライアント(CL)がカウンセラー(CO)の個人的な生活や考え方、人生観などについて聞いてくることがあります。 でも、その質問の意味は、別にCOのことを知りたいのではなく、「同じテーマで自分は悩んでいます」「私の考え方はおかしいのではないで...
ポエム

組織的活動が個人の活動をスポイル spoil してる

最近あまり納得がいかない。 大目標を達成するために組織した活動がルールに縛られて自由が効かない。 それだけでなく、細々(ほそぼそ)と営んでいる個人の活動にまで影響を与え、介入してくる。 2011-07-06 07:00
ポエム

細部が関係性に影響をおよぼし隙間ができる

教育や販売、営業などでは、上下の関係ではないけれども、それぞれの役割や枠がある。 教育であれば、教える側、教わる側。 販売であれば、売る側、買う側。 営業でも、奨める側、選ぶ側。 これらの関係に直接的にお金のやり取りがあると、そこには契約と...
ポエム

組織運営のボトムアップとトップダウン

組織にしても個人にしてもボトムアップ、トップダウン、どちらの考え方が正しいとかはない。 どちらも必要なことがほとんど。 ボトムアップの考え方は理想論に走りがちで、いつか、あるいは最終的にリソースの限界がきて破綻する。 トップダウンの論理は、...
エッセイ

システムで手間を減らす、システムで効果を上げる

個人の能力や、その時々の努力、心がけなどに頼ってしまうのは組織として危うい。 リスクだ。 集団にカウンセリングやエンカウンター・グループなど教育をするときに、お互いの名前を知らないで時間を過ごすのはストレスになる。 これは被教育者同士でも、...
メンタルヘルス

ASD、PTSDにおける回避と麻痺の背景は同じ

ASDやPTSDの症状には、侵入(再体験、フラッシュバック)、回避(麻痺)、過覚醒がある。 この内、麻痺(感情鈍麻、離人感)は惨事に遭った直後に目立つ。 パニックになってしまうような事態、知己の死や自分の生命の危機などに出逢っているのに、そ...