教育や販売、営業などでは、上下の関係ではないけれども、それぞれの役割や枠がある。
教育であれば、教える側、教わる側。
販売であれば、売る側、買う側。
営業でも、奨める側、選ぶ側。
これらの関係に直接的にお金のやり取りがあると、そこには契約と義務、責任などが発生している。
物事は、部分(細部)も全体も大事だ。
「神は細部に宿る」とも言うが、本当にそうだと思う。
でも全体や大目標を見失ってもいけない。
細部がおろそかになると関係に隙(隙間)が生じやすくなる。
そこに「つけこまれる」と、一方が望んではいないようなやり取りが出てきたりする。
馴れ馴れしすぎる、フレンドリーすぎる、過度な要求をされる(言わせた時点で、もしかしたら危機が生じている?)。
カウンセリングと同じで、信頼関係は強いけれども、仲良しというのでもない、というのがまず取るべき距離のように感じる。
「隙間」が逆に働くと、金銭に対する「商品」を提供する側に甘えが生じる。
仲良しにサービスをするのとは反対に、「まあ、このくらい(サービスの質が落ちても)許してもらえるかな」「元々、対価も結構安いし」という隙がみえてきたりする。
「教育は “共育” だ」とも言うし、そこに共感はするのだが、いざ現場になると、私個人は一線を引きたくなるときもある。
一般論として関係性や役割、枠について書いたが、自分が自分を確立していて自信があるか、自信を持てるか、というテーマでもある。
2011-07-05 06:00
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