ピンチが惨事にならないとき

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キーワードは「無力感」。

どんなに大きなピンチでも、その人に生きる力、単純なパワーがあったらばピンチではなくなる。

マンガや映画、アニメのスーパーヒーローのような超人的なキャラクターならば、普通の人が参ってしまうような状況も克服できてしまう。

ピンチや惨事の強度は、それを受ける人の力や状態と相対的なものとして考えなくてはいけない。

とは言っても、災害や事故、あるいは寿命や死など、どうあがいても乗り越えたりかわしたりできない現実はある。

そんなときに感じる無力感を緩めるための手段の一つがカウンセリングでの共感や「守ってあげるよ」というメッセージだ。

このメッセージがあるだけでもピンチをしのいだり、最小限のダメージで切り抜けられることは意外に多いのではないかと思っている。

逆に、期待や予想に反して、この「守ってあげるよ」メッセージをもらうことができないときには、小さなピンチであっても想像以上の影響を受け、トラウマ的な(traumatic)な体験になることがありうる。

2011-07-11 06:00

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