カウンセリングの出来をクライアントに尋ねないように


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心理カウンセリングがうまくいっているか(うまくいったか)を確認するのは大事だがむずかしい。
特に初級のカウンセラーは手応えを感じたくなりがち。
内面の反応までもクライアントから読み取れれば解決するが、それができればカウンセリング自体苦労しない。

基本的には、クライアントから「メッセージ」を読み取って推察するしかない。
そもそもカウンセリングの成否を知ることの目的にもよる。
1回ごとのセッションの良否を次回以降(もしもあれば)のセッションに活かそうと考えれば、それはプロとしてクライアントのニーズに応えることになる。
しかし、カウンセリングがうまくいくことをカウンセラー側のやりがいにつなげようとするのはプロ的ではない。

とは言いつつも、過去にカウンセリングを教育するときに「カウンセリングの出来不出来などについて、気になったなら、クライアント本人に訊いてみるという手もあるよ」と言うことはあった。
ところが、無邪気な人間が多かったのか、その後被教育者をフォローアップしていて、何かやたらに「(私と話して)どうでしたか?」とか「良い感じだったでしょうか?」などと尋ねすぎているのではないかと思えてきた。
一部の人のことであれば良いのだが。

クライアントの利益のためを主眼に、カウンセリングの良否を当事者に尋ねることは原則としてはOKだろう。
教育として教えられることの少ない良い工夫ではあると思う。
しかし、質問されることでクライアントの負担を確実に増やすともみられる。
程々にすること。
バランスを取ること。

独白。
こういった「程度の問題」やバランス的な話は下手でセンサーのないような人はとことんダメで難しいし、困る。。

2011-06-15 05:00

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