カウンセラーはクライアントの依存を怖れる

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カウンセリングをする上で、とても初歩的なテーマとして、「どこまでクライアントを依存させるか」というものがある。
教科書的な答えとしては様々に分かれる。
依存させてはいけない、カウンセリングではクライアントの回復や成長を決して直接には手出しをしないで見守らなくてはいけないという意見。
とことん依存させて、まずクライアントの完全な安全状態を作りだしてやるのがいいのだという者。

現実現場ではカウンセラー側のリソースやコストの程度や限度を見据えつつ、短期的・長期的にクライアントの利益を考えながら、バランスを取っていくことになる。
カウンセリングの場があまりにも心地良くなってしまうと、どんなに小さなピンチでもそこに助けを求めたくなってしまうクセが付くような気がしてしまう。
しかし、そのようなリスクを感じているのは多くはカウンセラーの側の単純な恐怖だ。
相手を甘やかすことの恐怖。その結果に責任がある(ような気がする)ということの怖さ。

しかし、考えてみれば、どんなにクライアントがカウンセラーを頼ったとしても24時間四六時中一緒にいるわけでも、いられるわけでもない。
極端に相談が集中、連続したとしても限りはあるだろう。
そのときに、リソースが足りるか、コストが見合うかというのは純粋にカウンセラー側の問題ということになる。
そこはクライアントのテーマや問題、人格や人生とはキチンと切り分けなくてはいけない。

2011-07-23 07:00

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