人間は自分に都合が悪いエピソード、責められたエピソードに出会っても、ほとんどの場合は「良い解釈」「都合のいい情報」を探し出します。
それはすぐに見つかることもあれば、時間がかかることもあります。
そういうときの視点は自分に都合がいいことしか目に入らない、かなりバイアスのかかった状態です。
それを自分一人で補正して客観的に評価すること、定量的になんらかの判定をすることは至難の業です。
いいえ、不可能だと思っていた方がいいくらいです。
人間が困難やトラブルにあって、相手や状況自体を変えられないときの対処には「記憶の操作」があります。
時間が経つと、自分に都合のいいように記憶や印象を変えてしまう性質が人間にはあります。
「忘れる」ということもその中に含められます。
なかったことにする、というのは最強のストレス回避方法であることが多いでしょう。
あとはその狭間や記憶のトラブル、事態そのものの衝撃の大きさによっては《頻度としては少ないながら》、ASDやPTSD、解離性障害、引きこもりなどが生じてきます。
2010-09-25 08:00
コメント