crisis

ポストベンション

映画や小説のコアテクノロジーは端折ること

映画でも小説でもマンガでも自己紹介でも、その核となるものは「省略」だ。 元々の物語と同じだけの尺を使わないと表現できない、伝えられないというならば、いくら時間や資源があっても足りない。 映画でも、説明書でも、ある人間の思考や思想、(擬似)体...
ポストベンション

惨事サポートにおける諸刃の正常化

惨事に遭って、不眠や悪夢、イライラや茫然自失、幻としか思えないような感覚などを体験している人に対して「それは無理もないよ」「そう思うのも当然だ」と正常化してサポートすることは本当に効果的だ。 しかし、このことが定石やコツだとしても、当然10...
ポストベンション

「北のカナリアたち」にみる惨事反応 – マンガ、映画、小説で知るうつとPTSD その2

映画「北のカナリアたち」観てきた。 「北のカナリアたち」に関する感想 / coco 映画レビュー 物語は現在と20年前を行き来しながら進む。 20年前に起きたある事件についての体験記憶を登場人物がそれぞれにふりかえる。 過去当時には語り合わ...
エッセイ

惨事に対応するコツはかなり応用が利く

昨日のエントリ(中国の反日デモ暴動を災害ととらえて対処する | deathhacks)内容の背景にあるのはショックな出来事に対処するために持つべきは「意識」と「知識」と「儀式」 | deathhacksで書いていることと同じだ。 《現地邦人...
エッセイ

中国の反日デモ暴動を災害ととらえて対処する

現地邦人にとって暴動は「政治問題」ではなく「災害」である 今起きている中国国内の反日示威運動は確かに背景や発端は確かに政治的問題が絡んでいる。 しかし在中邦人や企業の日本人従業員などがなにより安全を確保するためには、政治問題というなにやら難...
ポストベンション

「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」から惨事対応エッセンスを読み取る その1

「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」を読み続けてそのまま読了。 トムラウシ山遭難に見る医学・社会・心理 | deathhacks トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか (ヤマケイ文庫)posted with amazlet at 12.09.1...
ポストベンション

惨事対応チームメンバーは自律的でなくてはいけない

ポストベンション

惨事対処に関わるための知見準備

結局答えは現場にあるし、現場からしか学べないのだけども、今の自分には、自分の知識や技術のうち、どの部分が直に教わったもので、どれを現場で悟り、何を本などで学習したのか定かではない。 これから、惨事ポストベンションや、トラウマケアなどを現場で...
ポストベンション

DEATH NOTIFICATION

今日は以前のエントリ(自殺や事故に対して管理者がまず出すべき2つのメッセージ | deathhacks)を revise して書こうと思う。 組織の従業員などが自殺や事故でなくなったときには、管理者、経営者ももちろん衝撃を受けるだろうし大変...
ポストベンション

デブリーフィングとフグ

デブリーフィングはとりあえず心理臨床や惨事介入のツールとしては表舞台から消えている。 場面と内容を限定したグループケアなどにその名残りや改変が見られるくらい。 かなり似たようなことをやろうとしながら、名称を調整するなどするのみで実践に持ち込...